営業品目BUSINESS
表面処理の特長
耐食性が高く、電気伝導性に優れ、
自己修復性を持つ表面処理
亜鉛めっきは、金属の表面に亜鉛をめっきすることで、
耐食性や外観の向上、導電性の向上などの目的で行われる表面処理の一種です。
通常、鉄や鋼などの金属に亜鉛をめっきし、その金属の耐食性を向上させることが主な目的です。
因幡めっきの表面処理の特長
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- 耐食性
- 亜鉛めっきは鉄や鋼の表面に厚さを持たせて均一にめっきするため、金属表面を外部の酸素や水分から保護します。このため、耐食性が高く、錆の発生を防ぎます。特に、海洋環境や化学的に腐食の進行が進むような環境下で有効です。
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- 電気伝導性
- 亜鉛は良い導電性を持っています。そのため、亜鉛めっきは電気伝導性が高く、導電部品や電気配線などの用途に適しています。また、電気めっきのプロセスにおいても、亜鉛めっきは電流を効率的に伝導しやすい特性を持っています。
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- 自己修復性
- 亜鉛めっきは、表面に微細な傷がついた場合でも、亜鉛が錆びていく過程で周囲の鉄や鋼を酸化から守るため、一種の自己修復効果を持ちます。この特性により、亜鉛めっきは長期間にわたって高い保護効果を発揮し、メンテナンスの負担を軽減します。
めっき加工技術
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ELECTRO PLATING
電気めっき
電気めっきは、金属表面に他の金属の薄い層を電気的な方法で付着させるプロセスです。
一般的には電解液中に金属イオンを含む溶液を用意し、被覆したい金属を陰極として、被覆する金属の陽極を用いて電流を流します。この過程で、電気的な力により金属イオンが陰極で還元され、金属の表面に薄い層として付着します。この方法により、金属の表面には均一で密着した被覆層が形成され、防錆性や耐摩耗性、導電性などの特性が向上します。 -
GALVANIZED
亜鉛めっき
亜鉛めっきは、金属の表面に亜鉛をめっきするプロセスを指します。
通常、亜鉛めっきは鉄や鋼の表面に行われ、亜鉛がこれらの金属を錆から保護する効果があります。亜鉛めっきの主な利点は、鉄や鋼などの金属を錆から保護し、耐食性を向上させることです。亜鉛は酸化されるときに酸化亜鉛の膜を形成し、これが金属の表面を保護します。この膜は金属の下の層を効果的に防錆し、環境からの影響を軽減します。 -
HIGH NiZn ALLOY PLATING
ハイニッケル亜鉛合金めっき
ハイニッケル亜鉛合金めっきは、亜鉛めっきの一種であり、亜鉛とニッケルの合金を金属の表面にめっきするプロセスです。
通常、この合金は亜鉛とニッケルの比率が異なりますが、一般的には亜鉛が主成分であり、ニッケルが添加されています。
ハイニッケル亜鉛合金めっきは、従来の亜鉛めっきよりも耐食性や耐摩耗性が高く、装飾性も持ち合わせています。これは、ニッケルの添加によって、めっき層の強度や密着性が向上し、より優れた保護を提供するからです -
CHEMICAL TREATMENT
化成処理
クロメート処理、または化成処理とは、金属の表面にクロメート処理溶液を塗布または浸漬して膜を形成する化学処理プロセスです。亜鉛めっきの後処理として行われます。
この処理により、金属表面に微細なクロメート皮膜が形成されます。この皮膜は、金属表面を保護し、耐食性を向上させるだけでなく、外観を改善する効果もあります。また、クロメート処理によって形成される皮膜は、塗装や接着などの後工程においても優れた基材となります。
めっき加工の一例
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袋状・小径品
- 加工法
- 亜鉛めっき・ハイニッケル亜鉛合金めっき
- 用途
- 自動車・建築・建機・家電・デジタル機器
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ワッシャー
- 加工法
- 亜鉛めっき・ハイニッケル亜鉛合金めっき
- 用途
- 自動車・建築・建機・家電・デジタル機器
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マイクロネジ
- 加工法
- 亜鉛めっき・ハイニッケル亜鉛合金めっき
- 対応サイズ
- M1.0~
- 用途
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微細ねじ
精密ねじ
半導体製造装置用ねじ
電子機器ねじ
眼鏡携帯電話部品