RESPOND 対応力

CRAFTSMAN SHIP
電気亜鉛めっきの品質向上をモットーに。
新技術の開発、機械整備の合理化・省力化、生産体制の充実・・・、
私たちの技術で、お客さまのご要望にお応えいたします。

弊社は創業以来五十有余年、電気亜鉛めっきの品質向上をモットーに、新技術の開発はもちろんのこと、
機械設備の合理化・省力化と生産体制の充実を図ると共に、公害防止対策にも真剣に取り組み、今日の業績に発展して参りました。
現在の産業界を、とりまく厳しい状況の中にあって、お客様第一主義を貫き、絶えず先取りの気概と更なる品質向上に、
社員一丸となって研鑚に努め、お得意様のご要望にお応えすべく、精進する所存でございます。

設備紹介

  • 薬品倉庫
    薬品倉庫
  • ベーキング炉
    ベーキング炉
  • 自動薬剤補給装置 トライコン
    自動薬剤補給装置
    トライコン
  • 全自動制御26連回転ガラ(酸性浴)
    メッキ装置 1基
  • 全自動制御20連回転ガラ(酸性浴)
    メッキ装置 1基
  • 全自動制御13工程三価クロメート
    処理装置(バレル) 1基
  • 全自動制御8工程前振後処理装置 1基
  • 三価クロメート後処理装置 1基
  • 全自動廃水処理装置 1基
  • 受電設備キューピクル(500kw) 1基
  • 受電設備キューピクル(200kw) 1基
  • 電解用整流器 15V5000A 4基
  • 冷凍機(冷水能力 30t/h) 1基
  • 冷凍機(冷水能力 10t/h) 1基
  • 廃水用フィルタープレス 1台
  • 熱交換機 3基
  • 本液用濾過機 3台
  • 静止型ベーキング炉(ガス炉 1t) 6基
  • 自動液温調製機 1式
  • 蛍光X線膜圧計 2式
  • 製品計量器 5器
  • ボイラー(ガス) 2基
  • 脱水機(200kg) 7基
  • 吸引乾燥機 1基
  • 1.5t クレーン 1基
  • 原子吸光 光度計 1式

新設備

  • 新導入設備型式
    新導入設備型式
  • 素材投入エリア
    素材投入エリア
  • めっき装置制御盤
    めっき装置制御盤
  • 処理水槽風景
    処理水槽風景
  • リザーブ水槽エリア
    リザーブ水槽エリア
  • 整流器エリア 
    整流器エリア 
  • 熱交換機 薬品補給装置エリア
    熱交換機 薬品補給装置エリア
  • 完成品搬出エリア
    完成品搬出エリア
  • 整流器 15V500A 22台
  • 全自動制御10連回転ガラ(酸性浴)
    めっき装置 1基
  • 全自動制御8連回転ガラ(酸性浴)
    めっき装置 1基
  • 全自動制御17工程三価クロメート処理装置
    (バレル) 1基
  • Zn/Zn-Niバレルめっき装置 1台
  • 薬品補給装置 4基
  • pH管理装置 4基
  • 熱交換機 2基
  • 脱水機(50kg) 2基
  • 1.5tクレーン 1基
  • 本液用濾過器 3台

その他

  • 蛍光X線式膜厚計 1台
  • デジタルマイクロスコープ 1式
  • 原子吸光分光光度計 1台

ハイレベルな技術と生産システム

めっき工程

めっきを行う製品は多種多様で、適切な前処理を行い素地表面の汚れを除去、地肌を露出させたうえでめっきを施します。熟練された技術とノウハウでお客様から預かった製品は100%良品を目標に納品させて頂きます。

後処理

めっき工程後、ベーキング処理による水素脆性除去、六価クロムを含有しない三価クロム化成処理、(三価クロメート・三価ユニクロ・三価黒色クロメート)RoHs指令等の環境規制にも対応しております。

脱水乾燥

めっき処理の後は必ず乾燥があります。当社では製品にマッチした乾燥方法を選択しています。製品形状、特性に合わせた乾燥方法の選択が可能です。工程に合わせモノづくりをするのではなく、モノに合わせ工程を作っていく。乾燥機にもそんなこだわりを持って生産をしております。

外観検査

安定した品質の製品をお客様にお届けするために、出荷する前「外観検査」を行っています。めっき工法と同様で工程検査にも長年の実績で培ってきたノウハウや管理ポイントがあると自負しています。“品質”を確認するためにはもっとも重要な工程作業になります。

新たな取り組み

2023年度中の生産稼働に向けて、ハイニッケル亜鉛合金めっき生産ラインを新たに導入いたしました。
生産ラインの強みとして、マイクロネジや小型ナットなどの小型金属部品に最適な穴径バレルを所有しており、安定したQCDを実現いたします。

ハイニッケル亜鉛合金めっき皮膜の特徴

特徴①一般耐食性の向上
耐食性にとても優れており、塩水噴霧試験(JISZ2371)で赤錆発生時間が1000時間を越えて通常の亜鉛めっきの3倍以上が可能となります。

特徴②耐熱耐食性の向上
高温酸化を受けにくいことで、200℃の加熱においても、耐食性に影響を及ぼしません。

特徴③耐摩耗性の向上
ビッカース硬度が向上するため、キズつきにくい特性があります。

主な仕様

めっき記号
EP-Fe/ZnNi5、MF-ZnNi5(電気亜鉛・ニッケル合金めっき5μm)
三価クロム化成皮膜(色)
青色/黒色
Ni共析率
12~18wt%
処理可能素材
鉄素材全般
三価青色クロメート
三価黒色クロメート

品質管理

蛍光X線膜厚計

主にめっきの膜厚を非接触・非破壊で測定するために使用します。X線は、コリメーターやキャピラリなどでサンプルの微小領域を照射し、検出した蛍光X線のスペクトル波形から、短時間で皮膜成分を定性し、厚み(定量)を行います。 電子部品、自動車部品、貴金属・装飾品の品質管理に用いられます。

フレーム原子吸光 光度計

分子に光を照射すると、光を吸収したのち、そのエネルギーを光として放出することがあります。これを蛍光と呼びます。この光のスペクトルと強度を測定することにより、試料の性質と濃度を調べることができます。

外観検査

デジタルマイクロスコープを使って、外観不具合(変色、欠損、キズ)の確認を行います。詳細調査により、予防処置に繋げることができます。

液分析

処理液の分析やハルセル試験により、めっき製品品質に問題がないかを管理しています。